よく聞くのが、TOEICで「リーディングパートで時間がなくなって最後まで解けない」という悩み。
読むのが遅い方の原因のひとつは、「英文の返り読み」です。
英文の返り読みとは?
日本語と英語では語順が異なるため、日本人は英語を理解するときにどうしても後ろから訳してしまいます。
返り読みでは、主語の次にどうしても最後の目的語を訳してから動詞に戻るという作業をします。
これは義務教育での英語の授業をのせいもありますね。
返り読みをしていると読むスピードは必然的に遅くなります。返り読みを直すだけで早く読めるようになります。
日本語に訳して理解するのではなく、英語を英語として理解できるようになるのでリスニング力もアップしますよ。
返り読みを直すには「スラッシュリーディング」を行います。
スラッシュリーディングとは?
スラッシュリーディングとは、文を頭から切ってスラッシュを入れながら読んでいくことです。
たとえば、 I will arrive at the office at eight.という文にスラッシュを入れると、
I will arrive / at the office / at eight.
となります。
スラッシュを入れる位置は以下を目安にします。
スラッシュで区切る位置
- 主語の後
- 目的語や補語の後
- カンマ、コロン、セミコロン、ダッシュの後
- 前置詞の前
- 疑問詞節、that節の前
- 文末の副詞の前
慣れるまでは「意味のかたまり」を意識してスラッシュを入れてみてください。
そして、そのかたまりで意味を理解して読んでいきます。
最初からスラッシュが入っている教材も売っているので、そういったものを参考にしてから自分でやってみるのもいいでしょう。
スラッシュリーディングをすることで頭から英語を理解するという作業ができるようになり、英語を読むスピードもリスニング力もアップしますよ。
きっと、TOEICの試験でも、余裕で最後の問題まで解くことができるようになるはず!